本を切らずに自炊ができてしまう、ということで何かと色々話題になっているPFUの新しいScanSnap「SV600」
本日6月14日に開催されたPFU IT Fairにて、SV600の実機が展示されていたので、色々と試させて頂きました。
SV600でのスキャンの様子
SV600の実物はこのくらい
本などを読み込むときは、後ほどの補正をきちんとするため、センターを合わせます
結構明るい光が、奥から手前に向けて照射されていきます
補正をするかしないかは、スキャンした後に選択可能
こんな感じの生データが
ボタン一発でキレイに補正(指はこのあとでソフトウェア上で消す)
SV600の良いところは、こういう「普通のスキャナ」だと難しいものも読み取れる、ということ
注:A3サイズまでしか読み取れません(巻物全部はデカすぎて無理wとは言え期待以上にキレイ)
こういう、物理的にも精神的にも裁断しづらい本も読み取れるってのはいいですね
あと、こういうクレヨンで描いた絵の読み取りなんかも向いてる
お椀とか膨らんだ袋とか、わりと無茶なやつをスキャンしてみても
わりとちゃんと読み取ってくれました(あんま意味ないけどw)
「非破壊自炊」がメイン用途の感じではない
実際にスキャンするスピードを体感してみると、本1冊を「手動」で「非破壊」で自炊することは、不可能ではありませんが…くらいのイメージ。
家にある蔵書を電子化したい、って目的では、まだまだiX500に部があるように感じました。
それよりも、SV600の良さは守備範囲の広さと安定感。
ドキュメントスキャナは、その構造上「二次元の紙1枚」しか読み取れませんが、SV600なら雑誌の特定のページだけをキレイに簡単にスキャン出来たり、A4の見開きのカタログをスキャン出来たり、なにかと「上から読み取る」という仕組みだからこその快適さやキレイさ、そして安定感がウリなのだと思います。
(iX500でスキャンすると、薄い紙は上手く紙を巻き込めずぐちゃぐちゃになってしまったりする)
「非破壊自炊」ばかりが注目されているイメージですが、それだけでなく「今までなかった形だからこその便利さ、快適さが生まれるスキャナ」
それがSV600なのではないかと思います。
SV600の動画
なんだかんだ一番わかりやすいのは、実際に動いてるところを見てみること。実際のスキャンの様子を撮ってきたので、参考になれば幸いです。
スキャンから補正までの一連の流れ
「最速」でスキャンするときのペース
あと関係ないけど、フェアにあった1分135枚読み取れるという業務用スキャナがめちゃすごかった